ごあいさつ新島学園同窓会「根笹会」 会長 靜 朋人(32期) |
新島学園同窓会の皆様こんにちは。会長の靜 朋人(32期)です。前任の立見会長より引継ぎ本格的なコロナ明けの状況下にて一年間、同窓会行事や学校行事等に参加させていただきました。特に印象的だったのは2月に開催の同窓会入会式です。高校の卒業生を前に同窓会組織や行事について説明をさせていただきましたが、次に会えるのは早くて20年後、中には遠く離れてしまうと、もう会えない場合もあります。やはり若いメンバーに興味を持ってもらえるような行事を開催するために、企画の段階からスタッフとして参加をしてもらう必要がある、と初めて認識いたしました。
また6月には理事・評議員会の総会が開催されました。全ての議案を可決して頂きましたが、その中で立見会長時代からの預金残高の一部を定期預金に振り替えさせていただくこととなりました。これは一般会計の中で通常の運営金額と残高を把握し、学校運営に寄与する目的の寄付等の予算措置となります。一年間をかけて学園とよく相談をし、何が今必要なのかを見極めたうえで次年度の総会にかけさせていただきます。
さて世の中全体で若年層が激減をしていきます。この人口統計予測は最も信憑性が高いデータの一つとされ、我々はこの人口減少に立ち向かう準備と覚悟をする必要があります。行政ですらその存続が危機を迎える危険性が高まる中、学園も当然のごとく他校との大競争時代に突入をしております。ただ先々のデータをみて悲観をすることなく、他県や国外からの帰国子女、また世界を飛び回るビジネスマンの数年間の一時日本滞在需要の取り込みなど生徒獲得の可能性は広がっており、関係者が一丸となってスピード感を持って短期・中期・長期の課題に取り組んでいく必要がますます高まっています。
学園では現在もキリスト教主義にのっとり唯一無二のユニークな教育が実践されており、生徒たちは一生の友人に出会うきっかけとなるキラキラとしたキャンパスライフを過ごしています。厳しい外部環境が続いていくに間違いはありませんが、逆に新島学園の本領を発揮するチャンスともいえると思います。
同窓会は、卒業生の情報連絡・親睦の団体から学校の事業運営に具体的な協力のできる団体に変わっていきたいと思います。皆様のご理解とご協力を今後とも宜しくお願い申し上げます。