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新島学園を支える地域同窓生の元気

理事長 大平良治

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つぎつぎに誕生する地域根笹会

 今、新島学園の地域の同窓会(地域根笹会)がつぎつぎに誕生しています。

 一昨年には高崎、富岡・かんらにおいて、今年になって桐生、埼玉そして安中の地域根笹会が誕生しています。東京根笹会を含めると8カ所で地域根笹会ができたことになります。会長さんをはじめ、役員のみなさんのご努力とご労苦に心から感謝いたします。

 今年、新島学園は創立満65年を迎えました。1947年(昭和22年)、第二次世界大戦に敗れ、混乱と飢餓と伝染病が蔓延し食糧が不足し、人々が明日の生命さえ危険にさらされている時代に、日本再建と地域復興と再生を担い支える人材を養成する目的で、キリスト教主義人格教育を高く掲げて創立し、まず中学校から開校いたしました。1968年(昭和43年)から男女共学となり、初めて女子生徒が入学しています。

 1947年5月5日に行われた第一回の入学式において、江川栄校長事務取扱は次のように述べています。

「願わくは我等のこの事業が天意に叶い、その祝福の下に生長発展し、ここより他日或は農村を指導し、或は商工業を興し、或は地方自治の重責を荷い、或は教育に携わり、法律を司り、或は宗教学術に身を投じ、或は遠く海外貿易に従う者が生まれ出でんことを、願わくば生徒諸君が大志を懐かれんことを」

  この式辞にあるように、同窓生はそれぞれの分野と地域に受け容れられ、全国的に或いは地域において活躍し、多くの実績と成果をあげ、社会公共に貢献しています。今、それぞれの地域に住まい、働いている同窓生が横につながり、根笹会を立ち上げて会員相互の親睦を図るとともに、母校の発展に寄与するために活動することは極めて有意義なことであり、今の時代と社会の要請にも適合していると考えています。

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新島同窓会報「根笹」

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