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新島学園を支える地域同窓生の元気

理事長 大平良治

【3】

未来を切り開く地域同窓生の元気

 昭和から平成に時代が変わると同時に、バブル経済が崩壊し、その後政治経済及び社会が低迷し「失われた20年」ともいわれています。そして今、東日本大震災が起こり、日本は今、「第三の敗戦」を迎えたといわれています。

 家族、地域社会、そして職場という社会の根っ子のところから大きく激しく変化し、かつて経験したことのない時代を迎えています。また、グローバル化があらゆる分野に影響を及ぼし、グローバルな人材の養成が求められています。

 このような時代と社会にあって、今、新島学園のそれぞれの地域の同窓生は極めて元気であり、地域に新しい風を吹き込み、衰退している地域の再生に大きな役割を果たすことが期待されています。また、私は同窓生の元気は新島学園と日本の社会の未来を大きく切り開き、希望と発展の大きなエネルギーになるものと信じています。ぐんまという地方に創立し、65年の歴史と伝統を積み重ね、個性と特色を持つ私学である新島学園にとっても、未来に向けていろいろな課題が待ち受けています。課題をのりこえ、未来に向かって新しい時代を切り開いていくビジョンと行動が強く求められています。

 そのためには、理事や教職員が一体となって知恵を出し、情熱をもって教育にあたり生徒一人ひとりと保護者の思いや願いを実現していくことが必要です。建学の精神を踏まえ、教育5原則の実践に取り組み「仰いで神をおそれ、伏して己を慎み、地の塩、世の光」となって社会公共に奉仕する人材の育成をする教育を行っていくことが重要と考えています。

 しかし、私はそれと同時に、13、000人をこえる同窓生の元気が、これからの新島学園の持続的発展に不可欠で大きな強い力になることを確信しています。

 2013年は新島襄生誕170年を迎えます。新島学園短期大学も創立30年の記念すべき年であり、NHKは大河ドラマで「八重の桜」を一年間放映します。

 地域根笹会のみなさんのますますの元気と活躍に期待いたします。

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